農業などの現場で使用される作業者には、何らかの異常が検出された場合に、より適切に報知が実行される技術が要望されています。

 そこで、異常だけでなく異常が発生している車両の位置も特定するシステム発明が特許になりました(特許第6949162号)。

【請求項1】
走行作業状態を示す検出信号を出力する走行作業状態検出センサ群と、
前記検出信号と第1条件とに基づいて、走行作業に支障が生じる異常の早期段階を早期異常として判定する早期異常判定部と、
前記検出信号と前記第1条件より厳しい第2条件とに基づいて、前記異常の実段階を実異常として判定する実異常判定部と、
前記早期異常であるとの判定結果に基づいて、前記早期異常を外部に報知する第1報知部と、
前記実異常であるとの判定結果に基づいて、外部に異常回復の方策を示す報知を行う第2報知部と、
前記実異常であると判定されたことを条件として走行の停止及び作業の停止を行う異常回復処理部とが備えられている作業車。

 この発明によれば、異常を、早期異常及び実異常に分けて異常の種類ごとに設定されている条件と比較しながら、作業車を監視するとのこと、異常への対応はバッチリのようです。